働き方改革!若手マネージャーとシェアしたい、チーム残業抑制のコツ。
こんにちはTsukuiです。
今、ホットな話題の1つは政府の進める「働き方改革」でしょう。
きっと会社が対応を始め、仕事が終わらないのに帰れと催促される。ノルマがあるのに部下・後輩が帰ってくれない。と頭を抱えている方は多いですよね。
わたしの職場にもノルマがやってきた。
昨年9月、突如社長命令でノルマがやってきました。具体的な施策が無いまま、ノルマと報告ルールだけが現場にやってきました。
- 残業は10時間以内
- 週2日ノー残業デーを設定
- 残業10時間を超える場合は本部長に日次申請
40時間が当たり前の職場に10時間のインパクトは大きく、それはそれはザワつきました。
わたしは元々(今も?)要領がいいタイプではなく、どちらかというと時間をかけて仕事をするタイプで、私自身も平均的な40時間程度を毎月こなしていました。
なぜ残業が減らないのか。部下が帰ってくれないのか。
※ここからは残業代が支給されている会社を前提におはなしします。みなし残業の場合は話が違ってきますのでご注意ください。
職場やチームによって様々な理由が出てくると思います。
仕事が多すぎるのか?やり方が悪いのか?はたまた仕事の配分が偏っているのか?
恐らく当事者として現場で働くあなたの仮説はだいたいあっています。
しかし、仕事の整理・やり方の工夫を行ったり、部下・メンバーに働きかけたところで期待した成果は上がりませんでした。そこで複数のメンバーにヒアリングを続けた結果、成果を上げるための糸口を発見しました。
それは、「気持ちが邪魔をしている」ということです。
- 会社は業務量を分かっていない
- いきなり残業を減らしたら生活が困る
- メリットが無い
世間の方向性と合っている、生産性が旬なキーワードなどと言うことは誰もがわかっているのですが、急激な変化と生活残業の側面が個人の改善意欲に対しリミッターになっているのです。忠実に仕事を頑張っている人ほどこの傾向は強くなります。
あなたが管理者なら調整すべき唯一のポイントは「気持ち」です。
ではどうやって「気持ち」を調整するのか?以下のメリット方程式で確認しましょう。
before 残業代 > 早く帰る
↓↓↓
after 残業代 < 早く帰る
当たり前なのですが、この点を考慮してアクションを起こすことが重要です。中には残業を減らした社員に対しインセンティブを支払う企業があるようですが、僕はそのような決済をできるポジションではありませんし、あなたもきっと近しい境遇でしょう。
※そもそも利益確保の残業抑制なのでインセンティブなんてナンセンス。というのがわましの会社の実情。働き方改革への便乗というのは会社は少なくないはずです…。
では、それならそうと割り切り、一緒にお金をかけない方法を考えましょう。
実践した気持ちの調整方法はコレ!
アフター6宣言シート
ごくごく普通の目標管理シートです。しかしこのシート、運用次第で絶大な効果を発揮します。
今までできなかった、我慢してきたアフター6にやりたい事を可視化し、共有します。
運用は以下の通り
- フォーマットを作成し、チームのメンバーに共有。※Excelでいいですが、環境があれば同時回覧がしやすいGoogle driveのスプレッドシートをおすすめします。
- 早く帰ってやりたいことを記入、宣言してもらいます。※若手にはどんなビジネスマンになりたいの?夢は?大先輩には家族との時間とれてますか?と前フリしておくとスムーズ。
- 記入した宣言の中から個々のキーファクターをピックアップ。例えば、Aさんは検定合格の自己啓発 Bさんはランニング・ジムのフィジカル系 Cさんは家族の時間とヨガ。日頃の会話に盛り込みます。
- 個人のキーファクターが実行されているか声がけ。※ポイントは残業するなではなく、宣言したこと出来てる?大丈夫?とサポートの姿勢でいること。
- 状況に応じて、宣言達成のサポートのために業務を引き継ぐ。※これは姿勢を見せることが大事です。
- 自分も宣言した内容を達成するてめに「子どもをお風呂に入れるから帰るね!」と定時で帰る。
- 月一くらいのペースで宣言シートを配信し、中間評価を実施。
気持ちのリミッターが外れると行動が変わる。
リミッターが外れると仕事の仕方、業務の優先順調整、タスクの断捨離がどんどん進みます。ぜひこのタイミングで仕事の具体的な業務の調整でサポートを入れてあげてください。
まとめ
・あなたのチーム、メンバーは残業せずに業務を行なう能力があります。
・その能力にリミッターをかけているのは「気持ち」です。
・気持ちをうまく調整することで、びっくりする成果がでます。
ぜひお試しください!