tsukui's weblog

30代リーマンのライフデザイン奮闘記

1on1開催がのべ200回を超えたので収穫と課題をまとめる。

お疲れ様です。ツクイ(tsukui7)です。

 

2018年10月に新しいチームを持ち、1on1という名前でメンバーと向き合い始めました。1年でのべ200回を超えたので収穫と課題をまとめておきます。

 

1on1と銘打って対話を始めた経緯

直近4年ほでゃマネージャーとしてメンバーを持ちながらの仕事をしていきました。2018年10月のタイミングは以下の理由で1on1という形式を明確にしメンバーと向き合うことにしました。

  1. 物流という未経験分野を任され、よりメンバーから学ぶ必要があったから。
  2. メンバーの平均年齢が自分より10歳高く、対話のための形式的なイベントが必要だったから。
  3. 読書の中で1on1の存在に触れていて興味が高まっていたから。

 

もともと1対1のコミュニケーションを重要視し、時間をかけてきていましたが1on1と呼び1on1の概念に合わせて取り組みました。

 

ツクイが決めた1on1のルール

メンバーに共有したルール

  1. 週に1回行う
  2. 共有カレンダー上で30分は時間を確保する
  3. メンバーから招集をかける
  4. テーマは自由

 自分の中で決めていたルール

  1. 大先輩が多いので上記ルールにハレーションがあったらルールを延期で譲歩する
  2. 1on1の大原則であもあるがアドバイス、意見にならにあよう注意する
  3. 止めない、続ける

ルールの参考にした本を紹介

 マネージャーは何をすべきなのか、この1冊があればその道を踏み外すことはないと思います。本書の中ではメンバーとの向き合い方の1つとして1対1の対話を推奨、1on1が登場します。

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

  • 作者:本間 浩輔
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2017/03/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 1on1の鉄板。迷ったらこれ。基本的なルールはこの本にのっとっています。

任せるリーダーが実践している 1on1の技術

任せるリーダーが実践している 1on1の技術

  • 作者:小倉 広
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 スクリプトとはいいませんが、1on1を始めた初期に切り出す言葉少なくアイディア求めて買いました。たまに見返しています。

 

1on1を1年200回以上行い、何が起きたか

時間経過とともに1on1の在り方、捉えられ方が大きく変化しました。

ざっくり3つのスパンに分けると

最初の4か月

定期開催の1on1に対し、年上のメンバーからは疑念の目、声が明確にありました。

「何がしたいのか?」「忙しい、そんな時間は無い」

こんな声に対しメンバーの中でも2パターンができました。

A,愚直に週1回の頻度を守った。

B,忙しいを理由に開催が不定期になった。

中の4か月

頻度をの違いで成果に大きな違いが出てきました。「A」はメンバーから話したいことがあるという申し出が出るようになったこと。忙しくても中止ではなく延期で日時変更で調整希望が出るようになりました。

一方、「B」で頻度を守らずルールを譲った方のメンバーは初期の疑念対話が続き、不定期でわたしから1on1を招集することが続きました。

「1on1」という名前を使わずミーティングと題し、業務会議の色合いが強いが1対1のコミュニケーション機会を作る工夫をしました。

後半の4か月

一部1on1という名前は頑なに避けるメンバーもいますが定期開催が「B」メンバーにも定着しつつあります。

 

継続して得たもの

仕事に取り組む上でのモヤモヤ把握に効果を発揮しています。指示出しの時メンバーが感じていたこと、腹落ちさせ仕事を始めたが手を付けてうまくいかず悩んでいること。

1on1を開催する側からはこのモヤモヤを把握できることが大きなメリットだと思います。見えないところでメンバー間で愚痴に発展することを考えると大きい成果です。

 

メンバーからは「話ができる、聞いてもらえる機会があるという安心感がある」という声を聞く機会がありました。他から聞こえてい来る上司部下の関係と比較し、そのように思っている部分もあるようです。

 

わたしが1番に収穫を感じたのは「B」側だった大先輩から「話を聞いてもらいスッキリしました!」と1on1の最後に発言があったこと。当初は疑念だからけだったようですが、この言葉を聞いて以降1on1が定着しました。

 

今後の課題

1年でのべ200回を超えた現状の課題は以下の通りです。

メンバーによっては業務相談になっている。

これ自体は問題ではないとも思いますが、1on1以外で業務相談ができていないとも言えそうです。1on1以外の場面で随時相談できる状況を作り1on1とは分けてあがる必要がありそうです。

1on1その先の成果が見えない

継続しチームの中に習慣を作ることに成功しました。全員と日常以外の1対1のコミュニケーション機会があることはチームとしての強みであると思います。

しかし、1on1の存在がどのような成果につながっているのか手ごたえ、数値的な成果は見えない状況です。

 

1on1のコツをまとめ

去年のわたしへ、1on1導入のコツを共有します。

  1. とにかく続ける
  2. 最初はこちらから声をかけ開催する
  3. 場合によって1on1という言葉は伏せる

1年、愚直に続けてきましたがマネジメント側としても1on1は貴重な存在です。とにかく続ける。全員でなくても続ける。人によって開催の形を合わせる。半年、1年スパンでそろってきます。

 

1年が経過し、わたしにも、メンバーにもより有意義な1on1は何か模索し続けています。紹介した本の再読に加え、リクルートの外部研修で学び直しも