ハイアウトプットを読んでマネージャーとしての役割を考えた。
こんにちは。Tsukuiです。
マネージャーになって1年。もどきの期間から数えると2年が経とうとしてます。読書で補いながら手探りで進めて来ましたが、改めてマネジメントについて学びたいと思い本書をてにしました。
HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント
- 作者: アンドリュー・S・グローブ,ベン・ホロウィッツ,小林薫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/01/11
- メディア: 単行本
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ハイアウトプットとはどんな本か。
著者はアンドリュー・グローブ。ユダヤ系アメリカ人の実業家でインテル3番目の社員と言われる方です。最近、本屋で見かける機会が多いのですが、本書の発表は1983年と35年も前のようです。最近和訳されたのかな?
ただ難解なのか読みにくい日本語なのか、ぼくには難しい本で全体の3割すらも理解できていないのかも。しかし、シンプル明快にマネージャーの役割を示してくれた。
今後意識したい本書からの学び
1、マネージャーの仕事はチームアウトプットの最大化。マネジメントはテコ。
そもそもマネジャ ーとは何を生み出すべきかという 、最も基本的な原点だと信ずるところから話を起こそう 。私の見解では 、マネジャ ーのアウトプットは自分の率いる組織のアウトプットそのものであり 、それ以上のものでも 、それ以下のものでもない 。したがってマネジャ ー自身の生産性は 、部下のチ ームのアウトプットをより多く引き出すことにかかっている 。
実際、マネージャーといっても一番現場に近いポジション。実務を多く持っており個人のアウトプットに目が行きがち。1秒でも長くチームの成果について考える時間を増やさないといけない。
2、部下の訓練はマネージャーの仕事
マネジャ ーの最も重要な仕事は 、部下から最高の業績を引き出すことである 。したがって高いアウトプットの妨げとなるものが 2つあるとすれば 、マネジャ ーとしての問題の取組み方は 2つあることになる ─ ─それは 〝訓練 〟と 〝動機づけ 〟である 。
過去でいう動機付けについては自分なりに工夫をして来たし、仕事を任せる意味や残業抑制についても意味づけで何らかの成果を出すことができた。しかし、そんな成功体験のために「訓練」という視点がほとんど持てていなかった。
もちろんOJTを通じて業務を引き継いでいったがメンバーの業務スキルアップとまでは考えられていなかった。
今一度、日々の働きについては棚卸しをしよう。
マネジャ ーの生産性 、つまり 、稼働単位時間あたりのアウトプットは次の 3つの方法で増加できる 。
1マネジャ ーが自らの活動を遂行する速度を速めて 、仕事をスピ ードアップする 。
2いろいろな経営管理活動に関連のあるテコ作用を増加する 。
3マネジャ ーの活動のミックスを 、テコ作用の低いミックスから 、より高いミックスに換える 。
示された3つの方法をフレームに仕事の棚卸しをしようと思う。1日、1週間をどこに使っているのか。まずは把握することが必要だと思う。
どんな人にオススメ?
紹介した箇所以外にもメンバーとのコミュニケーションの取り方、スケジュールの組み方など、具体的桂実践的な内容にも触れられているので、マネジメントと正面から向き合いたいと考える新任マネージャーにオススメです。